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ガリバー自動車流通研究所レポート

Vol.22 [2004年5月14日発行]

Gulliver 自動車流通研究所

人生の転機はマイカーの転機!?
〜3人に1人は結婚を機に愛車を買い替え
  ジューンブライドの季節を控え、「人生最大のイベント」と言われる結婚がカーライフに与える影響を考察するために、結婚を間近に控えた方と新婚の方を対象にアンケートを実施してみました。
すると、30%以上の方々が結婚を機にマイカーの乗り換えをしたことが判明しました。
出費がかさむイベントに合わせ、あえて車という大きな買い物をする心理と傾向に迫ってみたいと思います。
  目次
  結婚と車選びの相関関係 とは・・・
3人に1人が結婚を機に乗り換える、という事実。
独身者に聞いた「結婚したら何に乗りたい?」
新婚の車選び@ 乗車人数
新婚の車選びA 希望予算
結婚後の車選びは亭主関白?
理想? 現実? 新婚さんが選んだ人気ナンバー1はこれだ!!
もうひとつの選択肢
結婚と車選びの相関関係 とは・・・
 
 結婚には幸せになるための多くのジンクスがあるものです。中でも有名なのが“ジューンブライド”。
 古くからの言い伝えに「6月の花嫁は結婚の女神に祝福され、幸せになれる」というものがあり、特に女性の間では「6月に結婚式を挙げたい!」と望む声が多いようです。
 そんな6月も目前。そこで、結婚がクルマ選びにどのような影響を与え、どのような車種が求められているのかを調査するために、ガリバー(http://221616.com)が、ケセラスタイル(http://www.queserastyle.com/)の協力のもと、3000人の方々にアンケートを実施しました。
 果たして、結婚というライフスタイルの大きな転機が、車の買い換えの動機にもリンクしているのでしょうか?
3人に1人が結婚を機に乗り換える、という事実。
 
 まずは、結婚2年未満の新婚の方々に「結婚をされた時に車をどうされましたか?」と聞きました。すると、32%の方が「乗り換えをした」と回答されました。
“結婚”という何かとお金がかかる人生の転機に、“車”という高価な買い物をする方が新婚さんの中の約3人に1人もいるという興味深い事実を示しています。
 もちろん、「乗り換えない」派も多く、結婚をしても独身時代の車でうまくやりくりしていく方が過半数を占めます。
独身の方に聞いた「結婚したら何に乗りたい?」
 
独身者が現在乗っている車
独身 男性 1.日産スカイライン 2.トヨラマークU 3.トヨタカローラ 4.ホンダシビック 5.トヨタクラウン 定番だがスポーティーグレードもある車種が上位   独身 女性 1.ダイハツミラ 2.日産マーチ 3.ホンダシビック 4.ダイハツムーヴ 5.トヨタスターレット 運転しやすいコンパクトカーが上位5台を占める
日産 スカイライン   ダイハツ ミラ
日産 スカイライン   ダイハツ ミラ
独身者が結婚後に欲しい車
1.ホンダオデッセイ 2.トヨタアルファード 3.トヨタエスティマ 4.日産エルグランド 5.トヨタクラウン 流行りのミニバン勢が大人気!!
ホンダ オデッセイ
ホンダ オデッセイ
 
 ここで、まだ結婚をしていない独身の男女に「現在乗っている車」と「結婚後乗りたい車」について聞きました。
 独身の男女が現在乗っている車を見てみると、「男性はセダン/クーペ系、女性はコンパクト系」の車を所有しているという傾向が読み取れます。
 男性に関しては、「オーソドックスでありながらスポーティーなラインも設定している車種」が多いのが明白。スカイラインをはじめマークU、カローラ(レビン)、シビックなどは、そんな男性ならではの趣向性を表していると言えるでしょう。
 一方、女性側のチョイスは「小回りの良さ」や「可愛らしさ」を反映したランキング。各メーカーのコンパクトクラスが均等にピックアップされた順当な結果になっています。
 これらの結果を踏まえて「結婚後に乗りたい車」のランキングを見ると、一転、オデッセイやアルファードといったミニバンクラスが上位を占める結果となっています。
それでは なぜ、結婚後の車として、ミニバンが選ばれているのでしょうか?
【新婚の車選び@】 乗車人数
 
■乗車人数における独身と新婚のちがい
 車選びのポイントとして《価格》や《スタイリング》を重要視するのは独身/新婚ともに一貫して変わらない部分ではあります。
 一方で、最も顕著な違いが現れたのは《乗車人数》。独身の20%しか気にしないのに対して、新婚となると34%に跳ね上がります。
 ベビー誕生のことを考え、さらにその子を連れて実家に帰って両親と食事に…などといった光景を思い浮かべてのことでしょう。
■新婚さんの車選びは要求が多い?
 また、全体的に新婚の方が重要視するポイントが多いのは一目瞭然で、「結婚すると車の選び方が独身時代よりシビアになる!」という傾向があるようです。例えば《色》に関して新婚さんの方が若干ポイントアップするのは、奥様の女性的観点によるボディーカラーへのこだわりが如実に反映された結果だと考えられます。
  「あなたが車を選ぶ際に重要視することはなんですか?」アンケート結果
 
【新婚の車選びA】 希望予算
 
 では、実際に現在新婚(結婚後2年未満)の方のアンケートから、結婚後の車選びについて考察してみます。
 
■平均結婚年齢から見る予算
 近年の結婚事情を調べてみると、平均結婚年齢が男性:29.1歳/女性:27.4歳(2002年・厚生労働省調べ)という、いわゆる“晩婚化”が急速に進行しています。つまり、以前と比較して結婚時にはある程度の収入や貯蓄があり、このことが結婚と同時に車の購入を可能にする資金になっていると考えられます。 この影響が、右のグラフのように「独身時よりも結婚後の方が高い購入予算」という現状に関係しているのでしょう。
 ただ、ある程度の資金があるとはいえ、そこは何かとお金の出入りが激しいのが結婚。新婚の購入予算の分布を見ると、「101万円?200万円以内」という価格帯が40%以上を占め、その中で居住性のある車を買うとなると、かなり厳しい予算と言えます。
■「出産を意識=居住性を重視」という新婚の方程式
 居住性を重視するもうひとつの理由に、「家族の増加」が挙げられます。例えば「車購入の際のチャイルドシートに対する意識」は、独身と比較すると新婚の方が断然高い結果となっています。
  「車購入の予算は?」アンケート結果
  「車購入の予算は?」アンケート結果
 
  「車購入の際にチャイルドシートについて考慮しますか?」アンケート結果
  「車購入の際にチャイルドシートについて考慮しますか?」アンケート結果
結婚後の車選びは亭主関白!?
 
「車購入の決定権は誰にありますか?」アンケート結果(新婚のみ抽出)
「車購入の決定権は誰にありますか?」アンケート結果(新婚のみ抽出)
 車は住居に次ぐ大きな買い物です。そんな重要な判断の主導権について聞いたところ、「65%が最終決定権を夫側が持っていた」というデータが得られました。
「女性が強くなった」と言われる現代においても、こと車に関しては男性側に決定権があるようです。車選びにはやはり専門知識やハードに関する興味が不可欠なのではないかと、女性が敬遠してしまうという背景があるのかもしれません。
理想?現実?新婚さんが選んだ人気ナンバー1はこれだ!!
 
1位 新婚男性が乗りたいクルマ NO.1
オデッセイ(現行型)
新車販売価格:231.0〜311.85万円
オデッセイ
■走りやドレスアップの楽しみがオトコ心をくすぐるミニバン「オデッセイ
 男性に人気ナンバー1のオデッセイは2003年10月にフルモデルチェンジをしたばかり。今後は旧型の価格推移に注目したい車種のひとつです。
スタイリングや居住性、家族の増加にも対応できる広さや、金額などの手ごろさなど、全てのバランスに優れた1台と言えるでしょう。「使える」車でありながらも、しっかりした走りの実力も兼ね備えているので、 結婚しても走りに妥協したくない人やドレスアップしたい旦那様にも最高です。

2位
アルファード
アルファード
新車販売価格:278.25〜444.15万円
3位
ノア
ノア
新車販売価格:203.175〜279.3万円
 
1位 新婚女性が乗りたいクルマ NO.1
ランドクルーザー100&シグナス
新車販売価格:399.0〜577.5万円
ランドクルーザー100&シグナス
■若奥様の憧れ! セレブ気分でアウトドアを楽しめる4WD「ランドクルーザー」
 女性人気ナンバー1は何とランドクルーザー。大人数も大荷物も積めて、山へ川へと行けるから休日のアウトドアにもピッタリ。まさに理想の新婚生活を実現することができる4WDです。しかし、400〜500万円台という新車価格は先の希望予算とは大きくかけ離れている部分であり、妻として「いつか旦那さんに乗って欲しい」という願望込みの得票と考えられます。現実的には、100〜200万円台で購入できる先代モデル(1998年まで生産)が狙い目となるでしょう。
2位
アルファード
ライフ
新車販売価格:99.75〜147.0万円
3位
ノア
ヴィッツ
新車販売価格:88.515〜168.42万円
もうひとつの選択肢
 
 独身時代は自分が好きな車種に乗ることができても、結婚後はいろいろなことを考慮した車選びをするようになります。2台所有できる夫婦は別として、夫婦で1台を共有するなら、お互いの用途に対応できる車が必要です。また、子供が生まれることを想定した車選びもあるでしょう。したがって、結婚を機に、2台の車を「1台のミニバンにまとめてしまおう!」という結論に達することは、当然と言えるかもしれません。
 しかし中には、あえて2シーターのオープンカーを希望される方が少数派ながらいらっしゃいます。これは新婚時期に、ふたりだけでいる貴重な時間を大切にする考えの現れ、と考えられます。いずれは子供も生まれ、環境の変化に伴い乗り換えを迫られることに違いはありません。しかしそのことを見越して、あえて期間限定で車に乗る方が居るというのも、車文化が成熟してきたひとつの証と言えそうです。
ガリバー自動車流通研究所 徳田 透
ガリバー自動車流通研究所
徳田 透
 
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調査: ガリバー自動車流通研究所
協力: 「ケセラスタイル♪」※
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