【ザ・対決】メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル) vs メルセデス・ベンツ E350 徹底比較(1)〜ファーストインプレッション編

ザ・対決 メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル) VS メルセデス・ベンツ E350
ガソリンvsディーゼル対決編
メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル) vs メルセデス・ベンツ E350

日本ではなぜディーゼルが普及しないかは、以前から議論されていること。市販車を見ても結局はディーゼルは皆無だったのだが、メルセデスが導入したのはE320のCDIというモデル。最先端のディーゼルユニットというわけではないのだが、ディーゼルが当たり前の欧州からやってきただけに、その実力のほどは気になるところ。今回は、身内対決としてズバリ、E350と対決させてみた。どっちを選ぶかは確かに非常に微妙なところで、価格差もほとんどなし。性能面ではガソリンのような気もするし、ディーゼルに対する燃費のよさもある。果たしてどっち?

高橋ゆみ
PHOTO/高木博史 構成/近藤暁史
モデル/ 高橋ゆみ

ROUND1:ファーストインプレッション

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル)
メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル)
最新ディーゼルユニットの
トルク&燃費はガソリン以上!

 メルセデスがEクラスの大幅改良に合わせて2006年8月に導入したのが、ディーゼルエンジンを積むE320 CDIだ。CDIとは「コモンレール・ダイレクト・インジェクション」の略で、今やディーゼルエンジンでは当たり前のコモンレール式を採用している。さらにこのCDIではターボチャージャーも組み合わせているのだが、こちらもVNT(バリアブル・ノズル・タービン)タイプと呼ばれるもので、最新のテクノロジーを投入している点が注目だ。
 もちろん環境性能についても配慮しているのが特徴で、酸化触媒や高性能DPFなどを採用。その結果、同じ排気量のガソリンエンジンと比べた場合でも、はるかに少ないCO2排出量とし、NOxやPMなども日本の規制に適合するレベルに抑えられている。
 動力性能的にも、メルセデス自慢の7速ATと組み合わせることで、5.5リッタークラスと同等レベルを実現しているという。実際にドライブしても、使用回転数こそ低いものの、7速ATのおかげもあって、鋭い加速を見せてくれるほど。実用燃費や経由を使用することによる燃料費など、経済性にも優れている。

[E320CDI価格]
840万円

メルセデス・ベンツ E350
メルセデス・ベンツ E350
ガソリンらしいパワフルさと
キレのある走りとルックス

 メルセデスの豊富なシリーズ体系のなかでも、中核に位置するのがEクラスだ。世界のミディアムクラスサルーンのベンチマークとして長きに渡って君臨してきた。もちろん日本での人気も高く、道路環境にマッチしたちょうどいいボディサイズ。そしてストレスのないパワフルなエンジンや最先端の安全性など、メルセデスらしさを存分に味わえるモデルといっていい。
 今回、CDIとの対決で連れ出したE350アバンギャルドSは、スポーティな装備が特別に与えられたモデルで、AMGデザインのホイールや専用ボディパーツ、ツインクロームのマフラーエンドなどが精悍さをアップさせている。内装に関しても、パドルシフトが採用されるなど、シャープなドライビングフィールが楽しめる。エンジンはもちろんガソリンで、3.5リッターのV6DOHCを搭載。またミッションはCDIと同じ7速ATだ。フィーリング的には、滑らかでストレスのない吹け上がり。そして低速でのパワフルさと高回転でのパンチなど、ガソリンらしさが存分に味わえる。環境性能についても4つ星を取得しているほどだ。

[E350アバンギャルドS価格]
871.5万円

メルセデス・ベンツ E320CDIアバンギャルド
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
4850×1820×1465mm
車両重量
1770kg
エンジンタイプ
V型6気筒DOHCターボディーゼル
総排気量
2986cc
最高出力
211ps(155kW)/4000rpm
最大トルク
55.1kg-m(540N・m)/1600〜2400rpm
ミッション
7速AT
サスペンション(前/後)
4リンク/マルチリンク
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/ディスク
税込価格
840.0万円
メルセデス・ベンツ E350アバンギャルドS
ボディサイズ(全長x全幅x全高)
4880×1820×1465mm
車両重量
1710kg
エンジンタイプ
V型6気筒DOHC
総排気量
3497cc
最高出力
272ps(200kW)/6000rpm
最大トルク
35.7kg-m(350N・m)/2400〜5000rpm
ミッション
7速AT
10・15モード燃費
8.6km/L
サスペンション(前/後)
4リンク/マルチリンク
ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
税込価格
871.5万円
メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル) エンジン

高性能DPFなどを採用し、環境性能は世界でもトップレベル。騒音や振動も低く抑えられており、知らなければディーゼルと気づかないほどだ。

メルセデス・ベンツ E350 エンジン

滑らかでストレスのない吹け上がりや、高回転でのパンチが味わえるのはガソリンならでは。トルクこそCDIに及ばないが、圧倒的なパワー感が魅力。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) タイヤ

5本スポークのスポーティな印象のホイールを装着。サイズは前後とも245/45R17で、シャープなハンドリングと快適性を両立させている。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) インテリア

本革やブラックのウッドパネルなどで高級感は文句なし。ディーゼルらしい演出はまったくなく。タコメーターのレブリミットが異なるのみだ。

メルセデス・ベンツ E350 タイヤ

E350には精悍なイメージのAMG18インチホイールが装着される。前後異サイズを採用しコーナーリングでの安定感を向上させている。

メルセデス・ベンツ E350 インテリア

アバンギャルドS仕様ということでホワイトステッチ入りのスポーツシートが装着される。メーターの視認性やスイッチの操作性も良好。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) シフトレバー

マニュアルモード付きの7速ATを採用する。ミッションケースは、なんとマグネシウム製で小型軽量化による燃費向上効果もあるのだ。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) ステアリング

インテリアの基本的なデザインはE350と変わりはない。タコメーターの文字盤やパドルシフトの有無などわずかな違いのみだ。

メルセデス・ベンツ E350 シフトレバー

CDIと同じく7速ATを採用。こちらはステアリング脇のパドルでもシフトアップ&ダウンの操作が可能で、スポーティな走りを楽しめる。

メルセデス・ベンツ E350 ステアリング

オーディオなどの操作が可能なステアリングスイッチ付き。メーター内のディスプレイには燃費やスタートからの距離&時間などが表示される。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) フロントシート

フロントシートはサポート性も高く本革の手触りもよく質感は高い。エアコンなどのスイッチ類も操作性とデザインを両立させている。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) リヤシート

リヤシートのスペースは申し分ない。大型のアームレストやドリンクホルダーも装備し、長距離ドライブでも苦にならない快適性を実現。

メルセデス・ベンツ E350 フロントシート

ホワイトステッチ入りのスポーツシートを採用する。コーナーでもしっかり体を支えてくれるのでスポーティな走りも楽しむことができる。

メルセデス・ベンツ E350 リヤシート

フロント同様、リヤシートにもホワイトステッチが入れられている。足元スペースも十分で、Bピラーにはエアコンの吹き出し口を装備している。

メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーセル) ラゲッジ

セダンでも十分以上のラゲッジスペースが確保されている。大型のスーツケースなども余裕で積み込むことが可能なのはさすがだ。

メルセデス・ベンツ E350 ラゲッジ

スペースや形状などはディーゼルのCDIと代わりはない。開口部の高さは低く設定されているので、重い荷物の出し入れも苦にならない。

メルセデス・ベンツE320CDI(ディーセル) vs メルセデス・ベンツ E350

低回転から圧倒的なトルクを発揮するE320CDIはディーゼルだからといって、いやな振動や騒音とは無縁だ。そしてE350は高回転でのパンチと滑らかなフィーリングが特徴。どちらにも魅力があるので、悩ましい選択といえるだろう。

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