【特集:カローラ40周年の歴史/3代目1974年登場】排ガス規制 オイルショック 逆風を乗り越えたカローラ30(サンマル)

のびのび ぴったりサイズで大きなゆとり カローラ30(サンマル)

トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】

 途中でモデル型式は変更になってしまったがキャッチコピーで「のびのびカローラ30」とコピーの中に型式が登場していたので通称「サンマルカローラ」と呼ばれていた。先代までのモデルからひと回り大きくなったボディにより安定した走りと広い居住空間 安全装備の充実などが可能になった。コピーにある「のびのび」もこのあたりからきている。また新たなラインナップとして76年にリフトバックというボディバリエーションが追加された。どちらかといえがレビンに近いモデルだが一応カローラシリーズの中で独立したモデルになっている。リフトバックのキャッチコピーは「地球的Mサイズ」であった。

排気ガス規制とオイルショックを乗り越え

 この30系の最大の特長は次のフルモデルチェンジまでに排出ガス規制を3度もクリアしているところにある。環境問題やオイルショックなどの背景に自動車の排出ガスが規制され始めた暗黒の時代のモデルなのだ。この時代、各メーカー共が試行錯誤して自社開発の排気ガス浄化装置を開発していくなかトヨタは排出ガス浄化システムとして「TTC」を開発して(一部他メーカーよりの技術提供有)排出ガス規制をクリアしていった。1974年にはVWビートルを抜いて車名別生産台数ランキングにおいて世界一となった歴史的モデルでもある。

3代目カローラ あれこれ

■発売期間:昭和49(1974)年〜昭和54(1979)年
■主な型式:TE30、TE31、TE37、KE50、KE55
■広告キャッチコピー:のびのび カローラ30(サンマル)「ぴったりサイズで大きなゆとり」
■主なCM出演タレント:ジェリー藤尾
■絶版中古車市場相場目安:10〜50万円 レビン 30〜60万円

written by ダーワ教授

トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】運転席
先代E20系よりひとまわり大きくなったことによりゆったりしたドライブポジションが可能になった。安全性も向上し、日本のみならず欧州やアメリカの安全基準をもクリアしていった。
トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】リヤシート
現在では少なくなったビニールレザー製のシート、従来の黒色のものとは違い、明るい茶色のシートは今見るとオシャレに感じる。
トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】エンジンルーム
展示車両は「SL」というスポーティグレードなのでエンジンはツインキャブ仕様3KーRB型エンジンが搭載されている。最高出力は74PS
トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】スチールホイール
 このモデルのカローラの特徴として純正のホイールキャップを憶えている方も多いでしょう。残念ながら展示車両はグレードが違うので装着していませんがあの独特なホイールキャップ某教育番組のキャラクターが被っているようなデザインのキャップが見れなかったのは残念。
トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】テール周り
メッキパーツを使用することにより高級感を演出している。当時は各メーカーでつけていた5速ミッション車の証「5SPEED」エンブレムが輝いている。
トヨタ カローラ生誕40周年 歴代モデル全車集合【3代目 カローラ E30系 】ハードトップ 1/5スケールモデル
1/5スケールモデルでの展示となっていたがこのカローラハードトップがレビンのベースになっている。排ガス規制の為か現存しているモデルも非常に少ない。

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達人プロフィール: ダーワ教授
職業:生きるクルマデータベース、世界の車種・グレードすべての知識を持つ恐ろしい奴。
中古車情報誌から、自動車販売店・解体屋・ミニカー屋など現場の世界と転々と。基本的に車好きが抜けないようで中古車ブローカー(本人認識無し)と貿易輸出業などを掛け持ち、現在に至る。車の趣味嗜好も偏っており、車と共に本人的にも社会的不適合車(者)です。趣味と...

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