三菱RVR「フェイスチェンジで迫力は出たものの、基本性能は進化無し」ガリバーの2017年新車購入ガイド

「RVR,クルマ購入術,三菱,新車情報,新車購入ガイド」に関する記事

「フェイスチェンジで迫力は出たものの、基本性能は進化無し」三菱RVR購入ガイド

三菱RVR

三菱は、コンパクトSUVであるRVRのデザインを変更し発売を開始した。






  1. 目次
  2. 1 三菱RVRの歴史
  3. 2 新型RVRの変更点
  4. 3 ワケもなく高めの価格設定は、いかがなものか
  5. 4 三菱RVRの価格

三菱RVRの歴史

三菱RVRの歴史は古く、初代RVRは1991年に登場している。日本のコンパクトSUVというカテゴリーにおいて、RVRは先駆者的な存在でもある。現行のRVRは3代目で2010年に登場。3代目RVRは、使い勝手が良いボディサイズを維持しながら、着座位置も高く運転しやすいコンパクトSUVとしての魅力をもつモデルだ。ただ、初代&2代目との大きな違いは、セールスポイントでもあったスライドドアが無くなり通常のヒンジ式ドアとなった点だ。

スライドドアが廃止となった理由は、車重が重くなり、燃費が悪化する傾向にあったからだ。当時、エコカー減税が導入された直後ということもあり、対象になっていないとクルマが売れないという状況だった。そのため、売れるクルマは燃費はエコカー減税に対応させることが必要だった。そうしたことも影響してか、車重が重くなるスライドドアは廃止されている。もちろん、日本国内ではスライドドアが支持されるが、RVRが導入される他国ではそれほどスライドドアが重視されていないなども理由のひとつだろう。

三菱RVRRVRはエコカー減税に対応するために、樹脂製のフェンダーを採用するなど軽量化にもこだわった。さらに、2011年には早くも改良が施され、新エンジンとアイドリングストップ機能が追加され燃費を向上。エコカー減税に対応するなどした。

<関連情報>RVRを売りたい!車種情報と最新の買取相場はこちらから

しかし、その時代はコンパクトSUVというカテゴリーが、ほとんど注目されていなかった。さらに、ユニークなスライドドアが廃止されたため、従来のRVRの顧客が乗り換えてくれないなどでRVRの販売は苦戦する。さらに、当時はプリウスが大ヒット中で、ハイブリッド車ブームだったため、まさにRVRにとって逆風が吹いていたと言っていいだろう。その後、小さな改良を加えていくものの、販売状況は好転することなかった。もはや、完全に忘れ去られていたRVRだが、燃費不正問題でより売れない方向へ向かってしまった。

 

新型RVRの変更点


三菱RVR三菱RVRがデビューした当時、コンパクトSUVというカテゴリーは、ほとんど注目されていなかった。しかし、現在ではマツダCX-3やホンダ ヴェゼル、日産ジュークなどがヒットしコンパクトSUVブームとなっている。本来なら、RVRもこのクラスで存在感を示すべきクルマであった。

当然、三菱としてもRVRの設計が古いこともあり、存在感を示すのは難しいと考えていたのだろう。しかし、それでもブームにあやかりたいという考えもあったようで、RVRもフロントデザインを一新させ登場させた。

フロントフェイスは、乗員とクルマを守る機能を力強く表現したフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用された。また、ルーフアンテナをスタイリッシュなシャークフィンタイプに変更している。

このダイナミックシールドの導入で、RVRのフロントフェイスは大きくイメージチェンジした。従来のRVRは、乗用車の延長線上といったイメージがあり、あまりSUV感が無いデザインだった。今回のフェイスチェンジにより、最近のデザイントレンドである押し出し感や重厚感、迫力といった要素がプラスされ、SUVらしい力強さを感じさせる。なかなか存在感のある顔つきとなった。アウトランダー系も、マイナーチェンジでこのダイナミックシールドを導入してから顧客の評価が上がり販売も伸びた。同様に、今回のフェイスチェンジでRVRの販売台数増にも期待は高まる。

また、インテリアは、上級グレード「G」のシート生地を変更し、レッドステッチを施しスポーティ感を演出した。

 

ワケもなく高めの価格設定は、いかがなものか


三菱RVR実際にRVRを購入リストに入れるとなると、やや難しい点が多く出てくる。まず、モデル末期に入っている上に、エコカー減税にも対応できていない状況。自動ブレーキを含んだ安全装備も無い。強いて言うのであれば、1.8Lエンジンであり、他社のガソリン車に比べややパワフルな点が勝っている程度だ。

この状態で、エントリーグレードであるMで2,058,480円からという価格は、やや高めな設定といえる。このグレードは、エアコンもマニュアル式だ。

では、装備が少し豪華になる上級グレードのGの価格は2,250,720円。やや装備が向上しているとはいえ、ライバル車の上級グレードが狙える価格帯に入ってしまっている。さすがに、この価格ではライバル車と勝負するのは厳しい。

あえて、モデル末期のRVRを選ぶ理由は、価格くらいしか無い状況なのに高価な価格設定としたのは謎だらけだ。価格がライバルに比べ、圧倒するほど安価なら購入リストに入れる顧客もいるだろう。しかし、この価格では顧客の購入リスト入りすることすら難しい。値引きで勝負という考え方もあるが、顧客の購入リストに載らなければ、販売店へ来てくれることも無く、値引きで勝負することさえもできない。さらに、RVRはリセールバリューもあまり期待できない。乗り潰すつもりで購入することが前提になる。

三菱RVR価格

・M 2WD 2,058,480円/4WD 2,295,000円
・G 2WD 2,250,720円/4WD 2,487,240円


執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

CATALOG
三菱 RVRのカタログ情報。
  • 今のクルマ、査定はお済みですか?ガリバーは、買取実績12年連続No.1 高価買取で、お乗り換えをサポートします。

記事を探す

SEARCH

キーワードから検索する

  • 検索

例) 新車、スズキ、ハスラー

メーカー・車種から探す

  • 検索

国産車

輸入車

人気のTAGから探す